タバコの広告は、美しい。

タバコの広告は美しいです。個人的には実は、規制が厳しくなってからの広告が特にいいなと思っています。吸いはしませんけどね(笑)。

 

ここ最近で印象に残ったのは

「タバコは農業だ」

アメスピがまず一つ。タバコの箱を土をやさしく掬うように持った1枚写真がとても目を引きました。化学物質無添加というセグメントを、近年のナチュラルブームに沿ってうまく打ち出している、綺麗な広告だと思います。タバコ界のモスバーガーって感じでしょうかね?ちょっと安易ですか?

 

もう一つは「漢のロマン」的なマルボロの広告。

「一寸先は(闇、じゃなくて)光」

など、あんまり言葉のリズムとかを考えてなさそうなコピーがたくさんあるのですが、その無骨さが漢感を惹きたてるのでしょう。……ちょっと無骨すぎて、もうちょっと洗練させたほうがいいのではと思うようなものもしばしばあるけれど(笑)。

 

昔の能天気な広告よりも、今の広告の方が個人的には好みです。規制の流れに従って、みんなが嗜む嗜好品という要素よりも、ファッション的な要素の強くなってきたからでしょう。格好付けるためのものは、格好良く広告を出さなきゃいけませんからね。広告好きとしては、ひっそりと追っていきたいジャンルです。