最近面白いと思ったサービス⑦【time ticket】

以前紹介したC2Cやシェアについての記事のあとに知りました。これもまたシェアの新しい形。

 

価値っていうのはなんなのかと考えたとき、一つの妥当な答えとして「価値とは時間である」というのがあります。牛丼屋では、牛丼を作る時間や食器を洗ったり後片付けをする時間などに対してお金を支払っているわけです。働く側としては、その仕事の特殊性や専門性が係数となって、その人材の時間の価値が上がるというわけです。

 

タイムチケットは「わたしの30分売り出します」がキャッチコピーだ。30分で何ができるかといわれたら、難しい。僕だったらビジネスの雑談ぐらいしかできない。でも、もしそこに価値を見出してくれる人がいたら、僕の30分の「価値係数」は高くなるわけです。価値とは時間でもあるのだけど、出会いでもあるわけですね。

 

ただちょっと気になるのは、これはむしろ売り出す側のためのサービスだということ。自分の得意なことでちょっと手助けするというコンセプトは非常に新しくて面白いと思う。でも、買う側は「ちょっと手助けされたい」で買うことがあるかというと少なくて、どっちかというと「なんか変な体験したい、人脈増やしたい」という思いで買う人が多いんだと思う。このズレがちょっともったいないかもなぁ。