学問と広告の難しい関係。「マンガでわかる」は悪くない?

広告の役目は、商品の想いや哲学を目に見える形にして、それが欲しい人に正しく届けること。原点に立ち返ったとき、学問の広告とは?

 

最近、「マンガでわかる○○」という本を非常に多く見かけます。「マンガでわかる物理学」とか「マンガでわかる哲学」とか……etc。

 

「それってどうなんだろう??」って思ったことありませんか?私も実はそう思っていて、「そんな簡単にマンガでわかってたまるかいな」とか「なんでも美少女つけよって!」とか、否定的な態度を取っていたのですが、最近少し考えが変わってきました。

 

広告の役目は、商品の想いを目に見える形にして、それを欲しい人に正しく届けること。この原点に立ち返ったとき、「マンガでわかる○○」はという打ち出し方は、アリかもしれないと思ったのです。

 

そもそも学問の狙いとは何かということですが(人によっていろいろ考えはあるでしょうが)、「賢くなることで、人生を豊かにする」的なところだと思われます。ある程度敷居は下げて、正しい知識を幅広く教えることはなんら問題無いことじゃないかと、そう考えたのです。

 

たぶん過剰に美少女イラストを飾ったり、「マンガでわかる」のフレーズが陳腐化したことが問題なのです。商業感が大きいので、学問的な正しさがあるのかつい疑問に思ってしまう。きっと中には革命的にわかりやすいものとかもあるんでしょうけどねぇ……。